難聴について

突発性難聴は、耳の病気をそれまでに経験したことのない人が文字通り突然聞えなくなる病気です。徐々に難聴になるのではなく、ある日突然聞こえなくなるため、当事者の動揺はとても大きなものとなります。

患者の世代は30代～60代にかけて多いのですが、発生する確率に男女はありません。

突発性難聴の原因

突発性難聴の原因は不明ですが、ウイルス感染や循環障害によるものなどが有力視されています。ただ、突発性難聴の原因は単に一つの原因ではなく、複数の原因が絡み合って怒ったのではないかという説が定着しているのです。

その他にもストレスや疲れが持続して起こっていることで、発症してしまうケースもあります。

突発性難聴の治療について

突発性難聴は、発症してすぐに治療を受けることで回復が認められるようになるので、直ちに耳鼻科を受診することで重症化を避けられます。突然に耳が聞こえなくなったら、恐ろしいほどの不安に苛まれてしまいますが、出来るだけ早く耳鼻科を受診することをおすすめします。

早期治療が重要

発症した患者の中で、3分の1の人は完治しますが残りの3分の1の人は回復しても難聴が残ってしまいます。さらに残りの3分の1の人は治らないままになってしまうと言われています。これは、突発性難聴を発症すると約4週間で聴力が定まってしまう特徴があるためですので、早期発見による早期治療がいかに重要かということがわかります。

自分の耳が突然聞こえなくなったという恐ろしさと不安に包まれてしまい、受診を戸惑っているとその間に早期発見と早期治療ができなくなってしまうので、直ちに耳鼻科を探して受診するのが賢明です。

しかし、残念ながら受診を躊躇してしまい発症後にすでに2週間以上経過している時、強い難聴が認められる時、高齢者や10歳以下の子供の場合にはそれだけ予後はあまり良くないと言われています。難聴になってしまう原因を作らないためにも、普段から疲れやストレスを溜めない生活を意識するようにしましょう。